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農の便り from 奈良 #14(固定種)

2024.6.28

ホウレン草のとう立ち~抽苔(ちゅうだい)


 予想したとおり固定種のホウレン草は初夏の暑さに耐えきれずとう立ちしてしまいました。F1品種のホウレン草は品種改良により春先以外はとう立ちせず栽培できるのではないかと考えましたが自然の摂理に歯向かえませんでした。

こんな小さな体でとう立ちしまったのでは種ができるかどうか・・・。春先に向け再チャレンジです。


※とう立ちとは

とう立ちの「とう」は「花茎(花を咲かせる茎)」のことで、花を咲かすための花芽のついた状態のことを「とう立ち」または「抽苔(ちゅうだい)」といいます。植物は生体の危機を感じると子孫を残そうと花茎を作るスイッチを入れます。通常1月2月の強い寒さにあたると多くの植物が花茎を作るスイッチを入れ春先には菜の花等のお花畑になってしまいます。

ホウレン草は暑さに弱いので初夏の暑さにあたってもとう立ちを起こしてしまいます。





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